2012/01/22

名は体をなす

あるものが、そのものと呼ばれるために必要な機能ってあると思うんですよね。

例えば、携帯電話は電話機能がついている。とか。

筆箱は、鉛筆など筆記用具を入れる事が出来る。とか。

そういう風に考えると、逆に、そのものが果たすべき機能を満たしていないものは、そのものと呼べないと思います。

だから、電話機能がついていない携帯電話とか、鉛筆が入らない筆箱が存在すると、個人的にはとても不快感を覚えるんですね。裏切られた感というか。

携帯電話だと思って使ってみたら、電話できねーじゃんか!

筆箱って聞いて使ってみたら、筆入んねーし!使えねー!みたいなね。

この不快感は、名前の共通認識でコミュニケーションが成立しているからこそ起こる感情だと思うんですよね。

携帯電話は電話が出来るから携帯電話だし、筆箱は筆が入る事を期待されているから、筆箱になりうるんです。





昨日、あるライブハウスにライブを見に行ったのですが、

そのライブハウスは、建物の構造上自分のいた場所からはライブが全く見えないようになっていて全く楽しめませんでした。

ライブハウスと呼ばれるものは、お客さんがライブを見る事が出来る、というのは絶対に必要な機能だと思うのですが、それが果たされなかったという…

ライブハウス、という名前の共通認識が、ライブハウス運営側と自分で取れていないかったと言えると思います。

自分はライブハウスに行けばライブを見れると思っていて、ライブハウス側はライブが見れない人が発生する構造を有していました。



また見たいな…SOUR ×DAZZLE






2012/01/15

Aero House

この前、FARM CAMPUSの渡邊さんに、エアロハウスというとても面白い「家」がある事を教えてもらいました。


エアロハウス(Aero house)とは(ホームページより抜粋)
住まいは、竣工したときに完成するのではなく、動的な場所であると考えた設計。人や物など、ライフスタイルの変化に対応した建物です。住む人の環境の変化に応じて容易にリフォームができるだけでなく、増設や移設までも可能。ロングライフで廃棄物を出さない考えの建物です。

つまりエアロハウスとは、
「家は一度建てたら動かない」という考え方に対して、それって違うんじゃない?家はもっと動的にライフスタイルに対応して移動したり移設したり、柔軟性が必要なんじゃない?という考えを提唱する、いわばどんどん変化していく家です。(たぶん)
新しい部屋を付け加えたり、エアロハウスをトラックにのせ、別の土地で建て直す事も可能みたいです。

このエアロハウスのどこが面白いと感じたかというと、
自分の創造性を働かせてどんどん作り替える事が出来て、しかも、手塩を掛けてつくったその家は、自分の資産として所有する事が出来るという点です。

「住むところなんて何でもいいや」と思っている方にはあまり響かないかもしれないですが、個人的には自分の住む場所にはこだわりを持ちたいし、賃貸と違い、家に自分の創造性を最大限発揮して作っている事は想像するだけでも非常にワクワクします。
毎日住む家が、自分に最適化されていると、非常に住みやすい最適な家が完成するのではないかと。

また、そういう風に一度作ったものの、エアロハウス飽きた、全然新しい環境でやり直したい!と思ったら、エアロハウスを「家」として他人に販売する事も可能ではないかと思っています。移動が出来るので、その土地からトラックで運べばOK。今までは、一度建てた家を誰かに売り渡すためには、売られる側の人が家が建っている場所に来なければいけませんでしたが、エアロハウスなら好きな場所に土地を買い、家は中古で建てる…という事も可能です。


ただ、
立て替えはもちろん施工費がかかりますし、何より家を建てる費用のほとんどは土地代だと思うので色々とハードルはあるかもしれませんが、例えば土地だけ賃貸とか、場所にこだわらずに放浪しながら暮らしたい。しかもある程度のクオリティのある家に住みたい。というような人が一定数集まれば、もしかしたら新しいライフスタイルが生まれるかもしれません。


あとは、エアロハウスが面白いと感じたもう一つの要因は、
個人的な経験として、最近母方の実家が引っ越しに伴い取り壊しになって、今まで家があったところが更地になったんですね。
その時、子供の頃からよく遊びに行っていた家がガラっとなくなってしまうのは、今まで積み上げてきたものをすべてゴソッとなくしてしまうな…と、感覚的にとても寂しくなりました。取り壊される時、自分の感情が家に乗り移ったというか、消費材としてではなく自分の人生の一部が壊されるような感覚を受けたというか…
家が移設可能であれば、家を取り壊す以外の選択肢があったかもしれません。


自分は建築に詳しくないのであまり詳細な事はわかっていないかもしれませんが、
個人的に、家を別の視点から眺める事が出来たとても面白いモノだと感じました。
まだ実物を見た事ないので、家の建物としてのクオリティはもっと知りたいところです。
もし、どなたか住んでいたら是非遊びに行かせてください。



2012/01/08

代官山 蔦屋書店行ってきました

代官山 蔦屋書店に行ってきました。



すごいシャレてる。リラックスしながら「新発見」ができる場、と感じました。

行く前は、六本木のTSUTAYAみたいなスタバが併設している「カフェ」と「本屋」みたいな建物かなーと思っていたのですが、全然違いました。
カフェスペースというか、ラウンジ的な場所が店内の至る所にあり、リラックスして休める雰囲気がとてもいい感じでした。
この雰囲気は、店内いたるところにあるフカフカのソファや、シャキっとしたカフェラウンジの店員さん、そして、カルチャーに興味津々な東京中のお洒落な人々(お客さん)が作り出していました。

そんなリラックスできるだけだったら東京の至るところにあるカフェで体験できると思いますが、蔦屋書店の建物は、「本を発見する」ような作りになっていて、それぞれの棚に置いてある本がマニアックで自分の知らないものばかり。店内を歩いていると全然知らない分野の本のコーナーがやってくるような感覚です。
さらに、どうやらそれぞれのコーナーに、その分野に専門知識のある店員さんがいるらしく、そういった方々と話すカウンターみたいなものもありました。興味がわいたらそこですぐ色んな情報を教えてくれるはずです。

つまり、リラックスした安心感がありつつ、新発見の知的興奮が得られる。そんな場所がこの蔦屋書店ではないかと感じました。

個人的な性格で、一度ワクワクした場所へは何度も行くので、ここも何度も行く事になりそうです。
ただ、行くと何か欲しくなって買って、カフェとかも行って…
昔某ファッションブランドにハマり、所有している服では100%合わせられない8cmのヒールがあるメンズブーツを買ったのはいい思い出です(7万でした)(そのブーツはプロダクトとしては素晴らしい出来です)。
そう、ハマると無駄お金使うタイプの俺…蔦屋書店…気をつけます。

今回は昼に行ったのですが、夜も遅くまで営業しているようなので、何か新しい発見がしたくなったら今度は夜に行きたいと思います。

Photo 2012/1/6

Lunch at mother kurkku.





2012/01/07

Lunch at まちのパーラー

江古田のパン屋さん、まちのパーラーにてランチ







パン激ウマです

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