2014/11/16

横浜スポーツ医科学センターでLT値診断を受けてきました。

先日、マラソンの記録を向上させるため、横浜スポーツ医科学センターで「LT値診断」を受けてきました。


<LT値診断とは?>

LT値診断とは、簡単に言うと自分の運動能力を図るためのテストで、筋肉の疲労物質である乳酸がどれくらいの心拍数から出始めるかを調べるための診断です。
トレッドミルの上で3分間走を5〜6セット行い、徐々にペースを上げて行きます。
それぞれのセットが終わると耳たぶから採血し、血中乳酸濃度をその都度測定します。

乳酸は疲労物質と言われており、これがたまってくると疲れてきて走れなくなるのですが、ある一定値までは乳酸は急激には発生せず、激しい運動になったときに大量に放出される特徴があるようです。
これをマラソンに当てはめると、あるペースと心拍数までなら快適に走る事ができて、そこを超えると一気に体がつらくなってくるという事です。この値を知っていれば、大体の自分の実力値がわかるということで、無理なオーバーペースや過剰なスローペースを避ける事ができます。あくまで現時点での運動能力なので、鍛えればLT値が上がりもっと楽に走れるようにもなるようです。

元々興味があり、普段練習する時にもただやみくもに走るのではなく、自分がきつくなる心拍数やペースを知っておけば、少し辛めに設定することによりもっと早くなるために効果的な練習ができると思っていました。
今回、これからマラソンシーズンに向けて気合いを入れる意味でも思い切って行ってきました。

<実際にLT値診断受けてきました>

色々な施設がLT値診断を実施していますが、自分は横浜スポーツ医科学センターにて診断を受けました。大体6,000円ほどで診断を受ける事が出来ます。
新横浜駅を降りて徒歩10〜15分くらい歩き会場へ到着。日産スタジアム内に施設があるため、とても綺麗でした。





まず、普段のトレーニング内容や体調などヒアリングされ、LT値診断について説明を受けます。
その後、身長、体重を測定しストレッチ。
これで準備は完了し、別の部屋に移動し診断が始まります。

上にも書きましたが、会場の部屋には大型のトレッドミルが設置されており、
ここで3分間走×6を、1分間の休憩をはさみ徐々にスピードを上げて連続で実施し、
各回ごとに耳たぶから血液を採取していきます。採血というと構えてしまいますが、痛みはほとんど気になりませんでした。


↑採血はこんな感じで、1分間の休憩の間にスタッフの方が手際良くやっていただけます。

3分間走のペースはその人の実力によって設定されます。
最初は楽なペースですが、自分の場合、最後の方はキロ4分を切るペースでグイグイ走りました。ちょっときつかったです。笑

これを走り終えるともう診断は終了です。
自分は6回で終わりましたが、人によっては測定結果をより正確に出すためもう何本かやることもあるみたいです。
診断終了後、着替えて20分ほどでストレッチをした部屋に戻り結果を聞く事ができました。

<結果>

結論から言うと、自分のLT値は心拍数160、ペースで言うと4:45がぴったりみたいです。このペースでフルマラソンを走ると3時間20分ちょい。
2014年現在の目標が3時間15分切りのため、わずかに及ばす…ただ、この数値が全てではなくコンディションによってタイムは左右されるとのことで、11月後半に控える大田原マラソン前はコンディショニング調整をしっかりせねば…。と決意を新たにしました。

と、以上が診断のレポートでした。
会場スタッフの方はとても丁寧で、気持ちのよい対応だったので大満足です。
3ヶ月〜半年ほど間隔を明けるとLT値も変わってくるみたいなので、また機会があれば受けにきたいと思っています。

LT値診断は少し本格的すぎるかも?と思っていましたが、自分の能力を数値化できたのでこれを基準にして、ひとつの目安を持ちながら目標達成に向けさらにトレーニングを積むことができると考えると、行ってよかったと思いました。
特に、記録を伸ばしたいランナーには絶対おすすめです。