と飲んでいた時の話題が面白かったので、まとめ。
「ブラウザがんがん立ち上げて、まるでPCが生きてるみたいに見せる」プロモーション、とでも言うのか、
とにかく、下の例のような、
PCの技術を使ってこんな事が出来るんだ!と思わせるようなプロモーションが色々あるよね、という話をしてました。
例に挙がったのは、
まず、Googleがやった、
これは、サイト下部にある枠に自分の育った土地とか、なじみのある場所の名前を入力すると、ストリートビューを使ってその土地を疾走しているような感覚を味わえる、というサイト。※Googleクロームのみ対応
そして、次に出たのが
「Mirror」
これは、Facebook、Twitter、ウェブカメラと連携して、それぞれ見る人によって見え方が変わるPV?みたいなサイト。
そして、intelがやった
「The Chase Film」
これは動画で、上の2つと比べるとちょっと違うんだけど、
ブラウザが立ち上がる感じとか、技術っぽい感じとか、似てる。
それで、何が話題になったかと言うと、
これって、全部なんとなく似てるから一番最初に見たやつが一番印象に残って、他のがいくら凄くても後から見たやつの感動はどうしても薄れるよね、という話。
多分、時系列で見るとGoogleのが一番始めに話題になって、一番後で話題になったのがIntelのやつだと思うんだけど、
Googleのを見た後、さらにMirrorを見てからのIntelだと、どうしても新しさがなくて、「すごいけど…似たようなの見たな…」というような引っかかりが出る人もいる。
ただ、一番最初にIntelを見た人は、「Intelすげぇ!」となる。それはそれで正解で、この動画はほんとセンスもあると思うし、映像技術的にもよく練られていて面白い。
みたいな話をしていました。
その後自分の頭の中で色々考えてみたんだけれど、
上のような事があるから、パクったパクらない、という議論は不毛で、
【 人の心を動かせるか否か 】という軸で見ると
結局、コンセプトとか技術とかアイデアとか、思いついた人が一番偉いんじゃなくて、届かせた人が一番評価されるんじゃないか、と。
ちょっと話はずれるけど、
昨日のソーシャルネットワークじゃないけど、Facebookが立ち上がる前にMySpaceは存在していたし、ハーバードの学生をつなげるネットワークを作るというアイデア自体は誰が考えたかはっきりしない(実際、アイデア盗用でFacebookCEOのマークは訴えられていた)。
が、現在Facebookはノリにノッていて、MySpaceについては売却のうわさがあるほどだ。
うーん…
例えば、隈研吾が
「制約があればあるほど、クリエーションが刺激されていい作品が出来る」
みたいな事を前に言っていた気がするのだけど(あいまい)
この手の教訓は何も隈研吾が思いついたわけではなく、前々からあったんだろうな。と思う。
でも、仮に隈研吾が誰かの言葉をパクったとしても、
それが色んな人に届いたのは、隈研吾というメディアだったからで、
その言葉によって誰かが感動したら、それは隈研吾すげぇ!ってなる。
そして、それによって感動した人が一人でも増えれば、なんというか、「気持ちよさ」みたいなものはどんどん増えていく。
だから、例えば何かプロジェクトをやる時でも、
アイデアを出した人を立てるような空気ではなく、
全く同じアイデアについて実際に行動を起こし、それをやろうとしている人をもっと支援するための基盤がある方が、
重要なんじゃない?と思ったり。
「そのアイデアは、前に○○さんも言ってて、結局色々問題があって成功しなかったみたいよ…(だから今回もダメじゃないかな…ほぼパクリだから)」
という会話ではなく
「そのアイデアは、前も○○さんがやってたけど、今回××君がやる気があるのならもう一度トライしてみるのもいいかもね。(だから同じ事をやってみよう!)」
とした方が、全体としてうまく行く可能性が高い気がする。
パクリだろうが届くのが一番重要だから。
アイデアを思いついた人はプライドも尊厳もへったくれもないけどね。
で、結局何が言いたいかと言うと、
最近行動してないから、
やっぱり行動しんといかんな、と思ったという、
どうしようもないくらい拍子抜けなオチなのですが…
ま、こういう事がありましたよー。という事で!(強引)
上のプロモーションはどれも素晴らしいのでぜひみてみて下さいー。
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